OFFICE TOURISM

ようこそ、『ITインフラの活躍が見え隠れするオフィス』の訪問ツアーへ。
ナビゲーターは、我らが“テッくん”です。

テッくんと行く

テッくん

こんにちは!ボクはテッくん。ITインフラに興味がある、変わったペンギンです。いつもテクテク歩きながら、社員さんたちの仕事ぶりを眺めているんだ。今日は会社を飛び出して、ボクが気になっているオフィスを訪問するよ。もちろんどれも、iテックがサービスを提供している顧客企業のオフィス。一体どんな価値を提供しているのか、iテックの担当者さんに話を聞いてみよう!

02 導入・保守サービス編

お次はこちら。どんどんいくよ。

いいことたくさん、仮想環境。

スッキリしたのは、オフィスだけじゃなかった。

chapter 01

お次はこちら。
どんどんいくよ。

02 導入・保守サービス編
テッくん
さてさて、2つ目のオフィスに着いたよ。お、ここは何だかんだスッキリしていて、開放感のあるオフィスだなあ。
Aさん
テッくん、こっちこっち。このオフィスを紹介するAです。
テッくん
(テクテクテク…)
Aさん、今日はよろしくお願いします!
Aさん
今、「スッキリしたオフィスだ」って言ってたよね。それは、ここのオフィスの内装が素敵なのもあると思うんだけど、あとは、それぞれのデスクに大きなデスクトップ機器がないのも要因かもしれないよ。
テッくん
本当だ!言われてみれば。
Aさん
このオフィスでは、iテックが『デスクトップの仮想化』を実施したんだ。今は、その後の維持・管理も含めて任されているよ。
テッくん
なるほど、それでスッキリして見えたのかも。いわゆる『シンクライアント』ってやつだよね。
Aさん
そうだね。簡単に言うと、データの管理を、社員さんたちが使うPC端末ごとにではなく、サーバーが一括して行っているんだ。みんなが使うアプリケーションや様々な資料が、目には見えないデスクトップに格納されているんだよ。
テッくん
概念としては“ある”のに、物体は“ない”のか。不思議だね。クラウドゲームなんかで、世界中のみんなが共通のゲーム世界でプレイできるのとも似てるね。

chapter 02

いいことたくさん、
仮想環境。

いいことたくさん、仮想環境。
Aさん
このオフィスには、もともと1500台のデスクトップPCがあったんだ。それらすべてを仮想デスクトップに置き換えるのが、僕たちのミッションだったんだよ。
テッくん
そんなに大がかりなプロジェクトだったんだね。あれ、だけど1500台もPCがあったという割には、オフィスに人が少ないような…。今日はお休みの人が多いのかな?
Aさん
いやいや、今日は通常営業だよ。仮想デスクトップの利点の一つとして、『リモートワークが可能になる』というのがあるんだ。今オフィスにいない人はきっと、他の拠点やカフェで仕事をしていたり、自宅作業の人もいるんじゃないかな。
テッくん
そうか、ネットワーク環境さえあれば、どこからでもデスクトップにアクセスできるんだもんね。逆に言えば仮想化させるまでは、オフィスの自席じゃないと仕事ができなかったのか。それだけで働き方が大きく変わるよね。だけど、リモートワーク中にPCをなくしちゃったりすると大変だね。
Aさん
この仕組みなら、それも安心なんだ。もちろん、PCの紛失や盗難は一大事だよ。でも、もしなくしてしまったとしても、データは仮想デスクトップ上にあるから中身は安全なんだ。多くの企業は、こうしたセキュリティレベルの向上に魅力を感じて仮想デスクトップを導入してるんだよ。リモートワークのような利便性向上は目に見えて分かりやすいけれど、あくまで副次的なものかもしれない。大切な情報を守ることは、企業の生命線だからね。
テッくん
良かった、それなら安心だ。ま、ボクは忘れ物なんてしないけどね。

chapter 03

スッキリしたのは、
オフィスだけじゃなかった。

スッキリしたのは、オフィスだけじゃなかった。
テッくん
ところで、1500台ものPCを仮想化させるって、簡単にできるものなの?
Aさん
そうだなー、振り返ってみると、全然簡単じゃなかったね(笑)。まず求められたのが、デスクトップ仮想化後も、それまで社員さんが使っていたデスクトップと同じ操作、同じ性能を維持すること。だけどそのための設計書もなくってね。一つひとつ、必要な仕様を紐解いていかないといけなかった。仕様検討段階から苦労の連続だったね。
テッくん
企業のビジネスに応じた、その会社ならではの仕様が組み込まれているから理解が難しいんだよね(プロジェクト01で学んだよ)。
Aさん
そうなんだよ。よく勉強しているね。だから、顧客企業と何度も打ち合せを重ねて要件をヒアリングし、一から設計書をつくるところから始めたんだ。その過程では、現在は使われていないシステムも見つかったりするから、無駄なものは省いて、最新版の設計書が完成したんだよ。
テッくん
まさにオーダーメイドだ。仮想化すると実際のオフィスも断捨離ができる上に、システム環境もスッキリしたんだね。ボクがオフィスに来た時に感じた気持ちの良さは、そうした目に見えない断捨離のおかげでもあったのかな。
Aさん
そこまで感じられていたら大したもんだよ(笑)。ただ、これで終わりではなくてね。設計書通りにプロトタイプを組み上げても、実際に使用してみるとお客様のイメージと違ったり、想定外の不具合が起こったりする。そのたびに再検討と修正を行って、プロトタイプ段階で5回はつくり直しをしたかなぁ。
テッくん
ボクたちは普段、高性能な機器の恩恵だけを受け取っているけど、つくる側にはいろんな困難があるんだね。

chapter 04

大変なことのあとには、
いいことが待ってるよね。

テッくん
そんな苦労の末に、1500台ものPCが一斉に置き換わるのは気持ちが良さそうだね。
Aさん
そりゃあもう、その瞬間のために苦労してるようなもんさ。といっても、設置工事だけで数ヶ月もかかるんだけどね。ただ、あとは決められた通りに設置作業をしていくだけだから、みんなで力を合わせてワーッと、お祭りみたいな勢いでやってたね。
テッくん
ボクも最後の一台が設置される瞬間に立ち会ってみたいなあ。
Aさん
その瞬間は、安心感と達成感で、力がスーッと抜けていくような感じだった。「ついに、やりきったぞ!」って。それから、僕たちの仕事はその後の維持・管理まで続くから、オフィスの社員さんたちが実際にPCを使っている姿を見られることも、仕事のやりがいにつながるね。
テッくん
Aさんたちの気持ちの込もった仕事ぶりは、お客さんにも伝わってるんじゃないかな。
Aさん
ありがとう、そうだといいな。あ、そうそう、この時は大きなプロジェクトだったというのもあって、お客さんが打ち上げを開いてくれたんだ。それも嬉しかったな。たくさんの苦労話も全部、酒の肴になって、美味しいお酒を飲むことができたよ。
テッくん
ボクはお酒が飲めないけど、そんな打ち上げならぜひ参加してみたいなあ。Aさん、今日はいいお話をありがとう。さあ、次は最後のオフィスだよ!